MATLABのタブ補完機能をコードから利用する

MATLABのタブ補完機能をコードから利用する

概要

MATLABデスクトップのタブ補完機能は便利に作られています. たとえば,コマンドウィンドウに

>> load

と入力した後にTABキーを押すと,現在見えるパス上のディレクトリやファイルをリスト表示してくれます. また,

>> matl

まで入力してTABを押すと,matlab までが確定して入力され,その後に続く関数や変数の候補が表示されます.

最近わたしはVimのPythonプラグインを書いていて,その上でMATLABエンジンを動かして遊んでいます. この補完機能をうまく利用してVim上でMATLABの賢い補完ができないだろうかと考え,やってみたのがこの記事の内容です.

ドキュメント化されていない機能なので,今後のバージョンアップ等で使用できなくなる可能性があることを注意しておきます.

Read More

ShareComments

iPad(第6世代)とApple Pencilの活用方法&なるべく安く買う方法

iPad(第6世代)とApple Pencilの活用方法&なるべく安く買う方法

ついに買ってしまったiPad第6世代とApple Pencil

今年の3月に発売されたiPad第6世代は,これまでiPad Proにしか対応していなかったApple Pencilにも対応したモデルです. これまでiPad Proの価格に悩まされて購入に踏み切れなかった私ですが,この知らせを受けて手が滑って,つい1週間ほど前に(自費で)iPadを購入してしまいました.

今回購入したのは以下のモデルです.

これまでスタイラスを頑なに作らなかったAppleでしたし,正直Apple Pencilの何が良いのか,1万円も出して買うだけの価値はあるのか疑問でした. 今回アーティストやデザイナー以外でもかなり便利に活用できることがわかったので,記事に残そうと思います.

私の普段のユースケースにかなり偏った記事になりますが,特に研究者の方や日曜エンジニアの方には,活用いただける記事になっているのではないかと思います. また,記事の最後で便利なアクセサリーや,Apple製品をなるべく安く購入する方法についても書こうと思います.

この記事の概要

  • 研究における活用方法
    • Foxit Mobile PDFでPDFファイルにメモしながら記事を読む
    • Notabilityで快適にノートを取る
    • MATLAB Mobileで計算・プロットを作成する
  • 趣味における活用方法
    • OnshapeアプリでiPadで3D CAD
    • Autodesk SketchBookでおえかき
  • なるべく安く買う方法
    • 学生・教職員ストアについて
    • Rebatesで楽天ポイント還元
    • その他考えられる方法
  • 便利なアクセサリー類

Read More

ShareComments

STM32F4Discovery向けにNuttX(RTOS)をビルドしてみる

STM32F4Discovery向けにNuttX(RTOS)をビルドしてみる

概要

FreeRTOSはみんな使っててつまらないから別のRTOSを使ってみるよ

NuttXについて

NuttX[1]はPOSIX, ANSI準拠のフリーのRTOSで,いろいろなプラットフォームに対応しています. 有名所ではSonyのICレコーダマルチコプター向けのフライトコントローラPixhawkに採用されていたりします[2]

FreeRTOSなどのほとんどのメジャーなRTOSにはシェルは提供されていませんが,NuttXにはNuttShell(nsh)というbashライクな独自のシェルが用意されています. また,ファイルシステムやネットワーク,オーディオ,グラフィクスなどの拡張機能も実装されています. アプリケーションはRTOSのコードと一緒にリンクする必要はなく,別にリンクしたELFの読み込みもサポートしています. もはやふつうのOSと遜色ない機能を持ち合わせています.何にでも使えそうな感じがします.

続きからF4Discovery向けにビルドしていきます.

Read More

ShareComments

それほど間違っていないマイクロマウス用語事典2018年版

それほど間違っていないマイクロマウス用語事典2018年版

なにこれ

マイクロマウスをはじめたばかりの人にありがちなのが,大会に行ったものの用語がよくわからなくて,「何言ってんだこいつら」状態になるという問題です. 私が初めてマイクロマウスの大会に参加したのは2013年の学生大会なのですが,その際に審査員の方から「これは重ね探索ですか?」と聞かれて「何だそれは」となったのを昨日のことのように思い出します. また,競技者は当日心の余裕がないので,MCの人にマイクを向けられても観客のことなんかそっちのけで自分が普段使ってる用語で話してしまいがちです.

というわけで,私が「これはマイクロマウス固有の用語だろう」と独断と偏見により判断した語句を,軽く事典ライクにまとめてみました. なるべく一般的な語句を使用して説明しようと試みています. 一部内輪ネタが入ってしまっているかもしれません.すみません.

コメントくだされば2019年版に反映させるかもしれませんが保証はしません.

ちなみにこの記事のネーミングはこちらの書籍をパクっています.

Read More

ShareComments

LaTeX Beamerで図表などの位置を絶対座標で指定する方法

LaTeX Beamerで図表などの位置を絶対座標で指定する方法

概要

LaTeX Beamerを使いはじめるにあたって,はじめにぶち当たる障壁はなんといっても図の配置だと思います. PowerPointやKeynoteといったWYSIWYG系のプレゼンテーション作成ツールに慣れている人がBeamerスライドを見ると,「ここの図をもうちょっと左に動かして」とか,「ここの部分赤丸で囲んだほうが良いんじゃない」みたいな指摘が飛ぶことがあるのですが,楽な方法がなかなか検索しても出てきません.

これまで私は\vspace\hspaceをふんだんに駆使して図を巧みに配置していたのですが,さすがにこれではコードが汚くなりすぎます. というわけでシンプルでかつ効果的な方法を見つけたので書きます.

サンプルスライド:

方法

textposパッケージを利用します.プリアンブルに以下を記述します.

\usepackage[absolute,overlay]{textpos}
  • absolute : textposパッケージを絶対座標指定モードで使用する
  • overlay : 文字の上から配置する

textblock*環境の幅と座標を指定して,中に表示させたい図表やテキストを差し込むだけでOKです.ここで,figure環境を使わないことがポイントです.figure環境を使用した場合,y座標がずれる可能性があります.

% この場合は (230pt, 100pt) の位置に 0.4\linewidth の幅のブロックができる.
\begin{textblock*}{0.4\linewidth}(230pt, 100pt)
    \centering
    \includegraphics[width=\linewidth]{./figure.pdf}
\end{textblock*}

TiKZで描画した図形も同様にして配置できます.

% この場合は (300pt, 180pt) の位置に 0.4\linewidth の幅のブロックができる.
\begin{textblock*}{0.4\linewidth}(300pt,180pt)
    % TiKZを使った図形の描画
    \begin{tikzpicture}
        % 幅 0.7cm, 高さ 0.5cm の楕円を,線幅2pt,色は赤色で作成
        \draw[tangored, line width=2pt] ellipse (0.7cm and 0.5cm);
    \end{tikzpicture}
\end{textblock*}

アスタリスクなしのtextblock環境との違いは値を自由に指定できる点です.textblock環境の方は,変数で設定した値の定数倍の位置に配置するものになっているので,このような用途ではtextblock*環境の方が使いやすいと思います.

さらに踏み込んだTips

  • eso-picパッケージを使ってスライドの上からグリッドを表示することで,座標の決定が楽になります.

    \usepackage[colorgrid,gridunit=pt,texcoord]{eso-pic}
  • layoutパッケージを使うとプレゼンのヘッダやフッタ等のサイズを簡単に調べることができます.配置がうまくいかないときのデバッグに便利です.

    \usepackage{layout}
    
    %...
    
    \frame{
        \layout
    }

まとめ

この記事では,textposパッケージを用いた図表の絶対座標配置の方法とTipsを解説しました. textposパッケージはもともと発表ポスターを作る際の図の配置を便利にしようというモチベーションで開発されたもののようですので,Beamerとの相性も抜群ではないでしょうか. お困りでしたらぜひお試しください.

関連記事: TeXでプレゼン - LaTeX Beamerを使う人のためのTips集

参考

ShareComments