pretty関数について
Symbolic Math Toolbox を使っていると,コマンドウィンドウに表示される式が非常に読みづらくてつらく感じることがよくあります. 特に分数や括弧が多数登場する場合には,目で追うだけではとても式の形を確かめられません.
そんなときに便利なのが pretty
関数です.
コマンドウィンドウのサイズに合うように出力してくれてとってもprettyなのですが,場合によってはそれのせいでかえって読みづらくなってしまう場合があります. そこで,この出力の幅を固定したいというのが今回の話題です.
方法
setappdata
関数を使って,SymObjectPrettyWidth
プロパティをいじります.
1000の部分を好きな数字に変更してください. これで,コマンドウィンドウのサイズにかかわらず同じように表示されるようになります.
ドキュメントにないけど?
edit pretty
を実行すると,pretty
関数のソースコードを見ることができます.
そのコードの中で,SymObjectPrettyWidth
が指定されているかどうかで表示の仕方が分岐しているため,今回のようなことが可能になっています.