Slackの絵文字をしっかりLINEスタンプ風にするAppを書いた

Slackの絵文字をしっかりLINEスタンプ風にするAppを書いた

前置き

チームの連絡手段をLINEのグループメッセージからSlackに移行するにあたって,スタンプがないのが寂しいという意見が寄せられたため,無理やりSlackに引き込むためにスタンプ機能を実装したよ,という話です.

やりたいこととしては,Slack AppでLINEスタンプに相当する機能を実装するというシンプルなものです.

関連事例

ネタとしてはn番煎じです. 同じことを考える方はいるようで,Web Hookを活用してGASで対応する画像URLを取得して貼り付けたり[1],CSSをいじったり[2][3],それをChromeの拡張機能として実装したり[4]と,絵文字を大きく表示させる方法がすでにいろいろ考えられています. しかし,[1]の場合は,画像のURLがメッセージ上に表示されてしまう上に,スタンプの情報を予めスプレッドシートに登録しておく必要があります. また,[2][3][4]の場合は,他人からの見え方をいじることができないことや,モバイルアプリでの見え方をコントロールできないことなどが問題となります.

目標と使うもの

そこで,この記事では以下のことを目標にして実装を行います.

  • URL等の無駄なものを表示させない
  • カスタム絵文字をアップロードするだけでスタンプを増やせるようにする
  • 通知にそれっぽい文字列を出す(「〜〜がスタンプを送信しました」みたいな)

SlackにはAPIが用意されていて,おまけにAPIを叩くためのライブラリも各言語向けに充実しています. 今回はFlaskを使ってPythonでプログラムを書き,zappaを使ってAWS Lambda上にデプロイしてサービスを走らせることにします.

今回AWSを初めて使ってみたので,変な表現や使い方の間違いがあるかもしれません.

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[rogy Advent Calendar 2016] MAT少女育成計LAB #02

[rogy Advent Calendar 2016] MAT少女育成計LAB #02

こんにちは!ところたんだポン! この記事は,rogy Advent Calendar 2016 の23日目の記事に選ばれたポン! またお前かって?そんな細かいこと気にするなポン! 日付が過ぎてるって?それも気にしちゃだめポン.


前回のあらすじ

前回の記事はこちら
  • 早く美少女になりたい
  • おっさん声を美少女化したい
  • ピッチ推定・フォルマント推定で声の性質を抽出した
  • 上記の性質に基づいて音声合成してみた
  • この方法のにゃーんみ(限界)を感じた

ということで,今回はTD-PSOLAというアルゴリズムを使って前回を超えるクオリティの美少女ボイス化を達成したいと思います. 果たしてできるのか…!

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[rogy Advent Calendar 2016] MAT少女育成計LAB #01

[rogy Advent Calendar 2016] MAT少女育成計LAB #01

こんにちは!ところたんだポン! この記事は,rogy Advent Calendar 2016 の18日目の記事に選ばれたポン!

(以降"ま○いく"要素はありません…)


前置き

みなさまごきげんよう.早く美少女になりたい.石油王でもいい.

来たるべき年末の諸々に向けて,みなさま進捗があったりなかったりすることだろうと思います. ちなみにわたしは任意のものに進捗がありません.

せめて,せめて一人寂しく大福にろうそくを立てるクリスマスではなく,できれば彩りがほしいものです. というわけで,MATLABで自分のおっさん声を美少女ボイスに変換するプログラムの一例を書いていきます.

注意

  • 私は信号処理が専門ではありませんし,まだ思いつきでやっている状態ので,変なことをやっている可能性が非常に高いです
  • Signal Processing Toolboxが必要です
  • 今回は使っていませんが,DSP System Toolboxを使うことでここに書かれている内容はかなり簡略化できます

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第37回全日本マイクロマウス大会に参加してきた&第31回学生大会にも参加した

第37回全日本マイクロマウス大会に参加してきた&第31回学生大会にも参加した

10/30に開催された全日本学生マイクロマウス大会と,11/19,20日に開催された全日本マイクロマウス大会に参加してきました. 今年は新しい機体を作っていないこともあり,十分な調整期間があるはずだったのですが,主にモチベーションの低下(後述)とまとまった時間の取れない日が続いたという理由から,ソフトウェアアーキテクチャの微妙な改修とハードウェアのメンテナンスをするにとどまってしまいました. などと言い訳を書きましたが,要は自分が情熱を注げなかっただけ.改めて意欲を維持することの難しさを痛感しました.

通称変則4輪と呼ばれるスキッドステアタイプのこのマシンはもっと遊べる対象なので,今後も大会等関係なくいじっていきたい所存です. 来年こそは変な機体で出場したいものですが…

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Symbolic Math Toolboxのpretty関数の表示幅を固定する方法

Symbolic Math Toolboxのpretty関数の表示幅を固定する方法

pretty関数について

Symbolic Math Toolbox を使っていると,コマンドウィンドウに表示される式が非常に読みづらくてつらく感じることがよくあります. 特に分数や括弧が多数登場する場合には,目で追うだけではとても式の形を確かめられません.

そんなときに便利なのが pretty 関数です.

コマンドウィンドウのサイズに合うように出力してくれてとってもprettyなのですが,場合によってはそれのせいでかえって読みづらくなってしまう場合があります. そこで,この出力の幅を固定したいというのが今回の話題です.

方法

setappdata 関数を使って,SymObjectPrettyWidth プロパティをいじります.

setappdata(0, 'SymObjectPrettyWidth', 1000);

1000の部分を好きな数字に変更してください. これで,コマンドウィンドウのサイズにかかわらず同じように表示されるようになります.

ドキュメントにないけど?

edit pretty を実行すると,pretty 関数のソースコードを見ることができます. そのコードの中で,SymObjectPrettyWidth が指定されているかどうかで表示の仕方が分岐しているため,今回のようなことが可能になっています.

参考文献

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